いいね輪行

自転車の旅記録など

奥日光 水無月 出発!

2016年6月17日(金)

馬返し(いろは坂の起点)までのルートをどうするか前日に決めていたので、予定どおり7:30に出発!

暑くもなく寒くもなく絶好のコンディション。 ハーフパンツ、半袖ジャージの夏装束でとても快適。


日光街道は避け、森友信号から大谷川沿いを走るとこんな橋を渡ります。

日光の山々がどんどん迫ってくるようです。


東武日光駅裏を抜け、神橋の手前にでました。

神橋です。右手の森の奥が世界遺産の東照宮。 寄ってる時間はありません。

清滝バイパス沿いのセーブオン(給水)を目指します。

9:00頃 セーブオン着、R-1を飲み、お腹の調子を整え、ゼリー飲料を購入。 いろは坂の起点、馬返しへ

馬返し到着!

長い上りだが、余力は十分。

トイレをすまし、いよいよ念願の いろは坂。

9:30スタート

昔あった料金所、今はありません。自転車だけでなく徒歩で上る人もいるのだそう。

車、特に大型車が少なく、とても快適です。 い ろ は に ほ へ ....と 180度のカーブをコツコツとひたすらペダルをこぎ続けます。

そういえば、馬返しまでは、クランクがアウターだったなあと、 いろはでは、インナー34T&スプロケ32Tが威力を発揮します。

快適、快適!

黒髪平直下をこいでる図です。

10:10頃 黒髪平 着きましたー。

標高の印しで記念撮影。

10:20頃発 いろは坂の頂点までもう少し

明智平の手前で一枚。標高1200mですから空の色も深いブルーてす。

10:30頃 明智平到着!

(いろは上り所要時間56分)、予定よりかなり早く着いて時間がたっぷりできたので、ロープウェイに乗ることに。

これが明智平からの眺め。 写真で何度も見ており、駅舎の屋上のせいか、感動はしないが、ここに勝る眺めはそうそうないだろう。

眼下には、清滝の古河電工工場が小さく見える。あそこから自転車で上ってきたのだ。と思うと少し感動。です。


さて、これからは、湯ノ湖まで上ります。

その前に未知のトンネルを抜けねばなりません。

ここからは交互通行でこの先にトンネルがあります。


トンネルは片側一車線と、30センチ程高くなった幅約1mの歩道がありました。

ここは安全第一、歩道を走ります。


歩道には、交互通行 注意 と印刷された反射板が五枚程取り付けられており、いっそう狭く感じさせます。 右のストラップを外し左寄りのスタンスで、ゆっくり進みました。トンネル内では、バス2台、ダンプ1台、乗用車6台が通りすぎていきました。


トンネルを抜けるとトンネル内はほとんど平坦で800m程しかなかったので、尾灯を点滅させ車道を走り抜けた方が

むしろ安全だったかもしれません。


1kmほど下るとT字路に突き当たります。

右は華厳滝、いろは坂下りなので、左に曲がり、大鳥居をくぐると中禅寺湖です。

風が強くて白波立ってます。

この風が湖の凍結をさまたげるのだそうです。 湖畔のルピナスも頭を傾げてます。

二荒山中宮下の駐車場に友人の軽トラが見えました。 今回のサポートをしてもらってますが、ここから湯ノ湖往復を一緒に走ります。


中禅寺湖畔は下界と違って空気がすんでいます。 梅雨時の平日でもあり車が少なくさわやかな道をのんびりと走ります。

まずは、竜頭の滝へ 手前にクリンソウが群生してるというのでそこを目指します。

道路より低い場所なので見逃してしまうかも

サクラソウよりも色があざやかで、奥日光の自然にとけこんでます。

水辺の湿った場所を好むんですね。


竜頭の滝の茶店で一休み、トコロテンとコーヒーを飲みながら滝を観賞します。

心なしか、水がすくないなあ

茶店の中です。ここが落ちつくんです。


これから戦場ケ原まで少し上ります。

竜頭の滝の上流です。

更にその上流です。橋の上から撮ってます

最近やっと緑になったらしい林の道を上ります。この辺は秋になるのも早いそうです。

戦場ケ原付近、雄大な眺めですね。

戦場ケ原湯ノ湖方面の眺め


また少し上って500mほど下って湯滝に着きました。ここで遅い昼食にします。

湯ノ湖から直接流れ落ちる 湯滝

戦場ケ原ハイキングの起点でもあります。

鮎の串焼き、ゆず味噌団子、汁そば。しばしまったりして湯元温泉へ

ここのルピナスはのびのびと

そしてジャーマンシェパードのラル君のお出迎えを受け、源泉にごり湯でゆったり、まったりできました。

湯ノ湖パノラマ写真 縦並びですみません。


いろはを下る前に、さかなと森の観察園でマスを観ることになりました。


湯元温泉からはずっと下り、でも油断は禁物。路面のひびや路肩の荒れなどを回避しつつ追い越しの車にも注意しなければなりません。


ヒメマスの幼魚です。 300円払って入場すると循環式の水槽が並んでます。

こちらはイワナ 警戒心が強く、池にいるのは寄ってきません。

金魚ではありません。カワマスのアルビノです。

メタボニジマス! 上から餌を投げ入れ、 横からその食べっぶりを観察します。

ここのニジマスが最も健康で形も美しいそうです。体長70cm以上はありそうです。


餌を投げ入れるたびに、マスの壮絶なバトルがみられます。 他に、イトウもいますよ。80cmほどあると思います。マスの仲間では見た目一番のコワモテです。


おさかなが長くなりましたが、二荒山中宮に戻り友人とは別行動、いよいよ、いろはの下りです。


中禅寺湖畔の大鳥居をくぐり華厳滝を通りすぎると、、

いろは坂下り入口です。

こんな180度のカーブが続きます。カーブとカーブの間の直線が、上りよりも短いのでスピードが出過ぎることはないです。


湯滝で、最近の自転車事故の情報をおしえてもらいました。 地元の方(ローディ)で、いろはの下りは慣れているのに、自動車が路面にこぼしたオイルに滑って転倒し鎖骨を折ったそうです。

このようにくねくねした下りは、安全にカーブを攻略することで心地よい満足感がえられます。 あまりに楽しかったので、翌日土曜も自転車ごと湯ノ湖まで送ってもらい、日光駅までのダウンヒルを楽しみました。


東武日光駅付近の通りから

この電車で下今市まで行きスペーシアに乗り換えます。


日光の友人に感謝、そして日光の自然に感謝です。 またきます。


標高データおよそ

日光市今市 400m

東武日光駅 538m

馬返し 870m

明智平駐車場 1273m

中禅寺湖 1270m

戦場ケ原 1390m

湯ノ湖水面 1475m